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逆流性食道炎

逆流性食道炎とは

逆流性食道炎とは

逆流性食道炎は、胃の内容物が食道に逆流することで食道の粘膜に炎症が起こる病気です。本来、胃酸は胃で消化を助けるために存在していますが、食道は胃酸に対して弱く、逆流すると胸焼けやみぞおちの痛みなどの症状が現れます。近年では生活習慣の変化や食生活の影響で患者数が増加しており、慢性的に症状が続くことで生活の質に影響を及ぼすことがあります。早期に適切な診断と治療を行うことが大切です。

逆流性食道炎の主な症状

逆流性食道炎の主な症状

代表的な症状は胸やけや胸部の不快感で、食後や横になると悪化することがあります。また、酸っぱい液体が口まで上がってくる酸味の逆流(呑酸)、喉の違和感や咳、声のかすれなども症状として現れることがあります。中には胃の痛みや胃もたれ、げっぷ、吐き気など、胃腸症状として感じられる場合もあります。症状が慢性化すると睡眠障害や食欲低下など、日常生活に支障をきたすこともあります。

逆流性食道炎の症状チェック

以下の症状が当てはまる場合、逆流性食道炎の可能性があります。
症状の有無や程度を確認して、必要に応じて消化器内科での診察を検討してください。

よくある症状

  • 食後や横になったときに胸やけがする
  • 酸っぱい液体や胃酸が口まで上がってくる
  • 胸やけや胸部の不快感が慢性的に続く
  • 喉の違和感や痛み、咳、声のかすれがある
  • げっぷや吐き気、胃もたれを感じる
  • 食欲低下や食後のもたれ、胃の重さを感じる

症状の特徴

  • 食後に悪化することが多い
  • 横になる、前かがみになると症状が強くなる
  • 胸やけや酸味の逆流が慢性的に続く

受診を検討すべき目安

  • 週に数回以上胸やけや呑酸がある
  • 胸の痛みや喉の違和感が続く
  • 食事に支障がある、体重が減った
  • 市販薬を使用しても症状が改善しない

原因

逆流性食道炎の主な原因は、胃酸の逆流を防ぐ下部食道括約筋の働きの低下や、胃内容物の逆流を助長する生活習慣です。具体的には、脂っこい食事やアルコールの過剰摂取、夜遅くの食事、肥満や腹圧が高まる姿勢などが関係します。また、加齢による括約筋の弛緩やストレスも症状の悪化に関与します。これらの要因が重なることで、食道粘膜に炎症が起こりやすくなります。

逆流性食道炎の診断・検査

逆流性食道炎の診断・検査

診断には症状の確認とともに、胃カメラ検査が有効です。胃カメラでは、食道の粘膜を直接観察し、炎症の有無や程度を確認できます。また、必要に応じて組織を採取して病理検査を行い、炎症の原因や他の疾患の可能性を調べることも可能です。胃カメラにより逆流性食道炎の重症度を正確に把握できるため、適切な治療方針を決定するうえで重要な検査です。

胃カメラ検査について

治療

薬物療法

薬物療法

逆流性食道炎の治療では、胃酸の分泌を抑える薬(プロトンポンプ阻害薬やH2受容体拮抗薬)を使用します。これにより、食道粘膜の炎症を抑え、症状の緩和を図ります。症状が軽い場合は短期間の服用で改善することもありますが、再発しやすいため、症状に応じて長期的に管理することもあります。医師の指示に従い、自己判断で中断せず服薬を続けることが大切です。

食生活の改善

脂質の多い食事、刺激物、アルコールやカフェインの摂取を控え、消化に負担の少ない食事を心がけることが重要です。また、腹圧が高まる姿勢や食後すぐに横になることを避けるなど、食事の取り方やタイミングも症状改善に影響します。適切な食生活の見直しは薬物療法と併用することで、症状の改善と再発防止に役立ちます。

生活習慣の改善

体重管理や睡眠の質の向上、ストレスの軽減も逆流性食道炎の治療に重要です。肥満や腹圧の上昇は胃酸逆流を助長するため、運動や食事管理で体重を適正に保つことが効果的です。また、喫煙は下部食道括約筋の機能を低下させるため、禁煙も推奨されます。生活習慣を整えることで、薬物療法の効果を高め、症状の再発リスクを減らすことができます。